Intellectual-barbarianのBlog

防衛大学校受験生へ

今回は防衛大学校の受験について。

 

去年の自分が、防衛大の受験情報が少なく困った記憶があるので記録として残しておきます。

※この受験は一般入試前期の男子・人文社会科学専攻の受験記です。

 

【応募資格】

21歳未満(単純に2浪までは受験できます。)

【募集人員】

一般入試前期は、人社が65名(うち15名が女子)、理工が235名(うち女子が20名)です。

だいたいこの定員に対して、受験者数が人社男子なら約3500人で、合格者は多めで約200人ほど出るので、倍率は毎年18~20倍くらいです。

これに対して理工系で男子なら倍率は8倍ほどです。

数字で見ればわかる通り、防衛大の場合は文系入試のほうが合格が難しくなっています。更に言うと、女子の場合はさらに倍率が高くなるので、人社の女子は倍率が恐ろしい程高くなります。

 

【難易度】

防衛大の偏差値等は出ていませんが、個人的には防衛大人社・一般前期(男子)は私大で言う所のMARCH上位から上智あたりの受験者層が合格者のボリュームゾーンではないかとみています。(理工系は分かりませんが、倍率の通り、それよりは難度は低いはずです)

ちなみに受験料等はなく、受験日(11月ごろ)も早いため、進学校や予備校によっては模試替わりに受験させるところもあるみたいです。そのため、蹴られる人数も多いので、合格者は定員よりも多くでます。なので、倍率にビビらずに頑張ってください。

 

【一般前期試験】

一次試験が学力試験。

二次試験が面接と身体検査です。

 

【一次試験】

去年度の受験生までは一次試験は国語が記述式でした。たしか、必須科目の出来で足切り(必須科目で一定の点数を超えないと選択科目の採点がされない)があったような無かったような・・・

これはハッキリ覚えていませんが、現在は小論文の採点が一次試験突破後に採点されるようです

 

今年度からは一次試験は全てマーク式で、人社の場合、英語、国語が必須で、数学か社会のどちらかを選択します。

私は数学が得意だったので、数学で受験しました。

ちなみに防衛大の数学は全5題で、5問目だけが数3の問題です。しかし大門1から大門4までは文系も理系も全く同じ問題です。1年たったのであまり覚えていませんが、それなりの大学を目指して数学をやっていれば解ける問題だったと思います。

英語や国語もそこまで難易度は高くなかったように思います。

もちろん、その分得点率が求められるので過去問研究は必要です。

私の場合は予備校に赤本が昔のものしかなく、防衛大は入試形式がよく変わる上に、収録年数が少なく、値段も高かったため、本屋で赤本を立ち読みした記憶があります。

英語は大門が多いので、時間配分が超重要です!

小論文はあまり覚えてませんが、結構時間が足りなかった記憶があります。。。

 

【二次試験】

この一次試験を突破すると、いよいよ二次試験です。都道府県ごとにある地方協力本部と呼ばれるところの職員の方が、面接練習などをしてくれたりします。(怪しいくらいサポートしてくれます)

 

二次試験は、身体検査が終わった後、引っかからなければ面接に進みます。

それぞれ防大の方、陸上か海上かの階級の高そうな方の3人の面接官がおり、一人ずつから質問をされます。とても緊張した記憶がありますが、しっかりと練習通りやれば大丈夫です。

 

 この二次試験に通れば、1月ごろに合格通知書が届きます。受験生の多くはこれが最初の合格通知書になるはずです。ホッとした気分になりますが、油断せずに私大や国公立大受験に備えましょう。

 

ちなみに合格通知書はこんな感じでした。

 

今後も私大や国立大の受験期や参考書、模試等の記録もしていくので誰かの参考になれば幸いです。

何か不明な点などがありましたら是非コメントしてみてください。

 

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